Bristow 変法施行後の中期臨床成績 −ABER 3D-CT の診断的意義−
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Purpose: The modified Bristow procedure is thought to be suitable surgical method for the treatment of recurrent dislocation in collision athletes. Abduction and external rotation (ABER) position is useful for the evaluation of Bankart lesion and 3D-CT image is useful for evaluating bony morphologies. The aim of this study was to evaluate middle term clinical results of the modified Bristow procedure in collision athletes with reference to ABER 3D-CT imaging. Methods: We evaluated 15 shoulders treated with the modified Bristow procedure. The average age at operation was 28.7 years old. The average follow-up was 62.4 months. Clinical results were evaluated with Rowe scoring system. Range of motions of external rotation at 90 degree of abduction in the affected shoulders were measured and compared with those in the non-affected shoulders. 3D-CT images were obtained in the ABER position. Bony state between the transferred coracoid and glenoid was evaluated by the glenoid cavity images; shoulder joint stability was analyzed by the anterior-posterior images. Result: Re-dislocation was observed in 0%. However, subluxation was observed in 6.7%. The average Rowe score was 94.0 points in total. Average range of motion of external rotation was 96.6 degrees in the affected shoulders and 107.6 degrees in non-affected shoulders. 3D-CT images in ABER position revealed humeral head subluxation and displaced coracoid non-union combined with screw breakage in a clinically failure case. Conclusion: Middle term clinical results of the modified Bristow procedure were relatively acceptable. 3D-CT images in ABER were useful for the evaluation of postoperative joint stability.
- 日本肩関節学会の論文
著者
-
伊藤 陽一
大阪市立大学大学院医学研究科整形外科学
-
間中 智哉
大阪市立大学大学院 整形外科
-
中尾 佳裕
大阪市立大学大学院 整形外科
-
仲 哲史
大阪市立大学大学院 整形外科
-
月山 国明
大阪市立大学大学院 整形外科
-
坂口 公一
大阪市立大学大学院 整形外科
-
中村 信之
大阪市立大学大学院 整形外科
-
鞆 浩康
大阪市立大学大学院 整形外科
-
高岡 邦夫
大阪市立大学大学院 整形外科
-
松本 一伸
長吉総合病院 整形外科
-
高岡 邦夫
大阪市立大学大学院医学研究科整形外科
-
高岡 邦夫
大阪市立大医
-
中尾 佳裕
大阪市立大学医学部
-
伊藤 陽一
大阪市立大学大学院 整形外科
-
伊藤 陽一
大阪市立大学医学部大学院整形外科学教室
-
松本 一伸
長吉総合病院 整形外科
-
坂口 公一
大阪市立大学大学院 医学研究科 整形外科
関連論文
- 1415 表面筋電図による棘上筋機能評価の試み : 相互相関関数によるpilot study(骨・関節系理学療法,一般演題(ポスター発表演題),第43回日本理学療法学術大会)
- 鏡視下腱板縫合術々後の肩関節機能回復期間は予測できるか?
- Delamination 腱板断裂における関節面側再断裂と断裂サイズの関連
- 肩鎖関節部のガングリオンに対して鏡視下切除術を施行した 1 例
- 広範囲腱板断裂に対する鏡視下腱板縫合術の良き適応とは?
- Bristow 変法施行後の中期臨床成績 −ABER 3D-CT の診断的意義−
- 肩甲骨骨折後の肩関節後方インピンジメントに対して鏡視下治療を施行した一例
- 肩鎖関節部に発生したガングリオンに対して鏡視下切除術を施行した一例
- Delamination 腱板断裂の術前断裂サイズと鏡視下 double row 腱板修復後の関節面側再断裂の関連性
- 広範囲腱板断裂に対する鏡視下腱板縫合術の適応検討 : 術後成績に影響する術前要因は何か?
- 関節鏡視下腱板縫合術々後における機能回復期間の検討
- 腱板水平断裂に対する鏡視下腱板層間縫合術の術後成績
- 骨シンチグラフィーによる拘縮肩の骨代謝定量化評価
- 肩鎖関節変形性関節症における鏡視下鎖骨遠位端切除術の有用性
- 鏡視下腱板縫合術々後における腱骨連結部の組織学的評価
- Delamination 腱板断裂における鏡視下 double row 腱板修復後の MRI 評価
- 鏡視下腱板縫合術々後の再鏡視評価 -成績良好群における術式評価-
- 鏡視下バンカート修復術術後の MRI 評価
- 臨床室 上腕骨大結節裂離骨折に対してスーチャーアンカーを用いて鏡視下整復固定術を施行した1例
- 難治性拘縮肩での鏡視下Rotator Interval releaseの疼痛緩和効果
- MRAによる腱板delaminationの引き込み距離評価
- 変形性肩鎖関節症における画像評価
- 骨粗鬆症性脊椎椎体骨折の早期MRIを中心にした予後不良因子
- 肩峰下滑液包造影の臨床的意義
- 遠位上腕二頭筋腱断裂の1例
- Wearable 加速度計を用いた股関節症患者における離散コサイン変換(DCT)による歩行解析
- 肩腱板断裂に対するMRアルトログラムの意義
- III-8-9 反復性肩関節前方脱臼術後の固定装具の有用性(肩関節)
- II-7-37 当院における回復期リハビリテーション病棟導入の効果(回復期リハ病棟1)
- II-5-25 スポーツ活動を行っている脊髄損傷患者の骨量低下は軽度である(脊損 : 体力)
- II-5-2 大腿義足における足部の適合性についての検討(切断)
- 肩関節不安定症に対するMR アルトログラムの有用性
- 血管柄付折りたたみ式肋骨移植による一期的結核性脊椎炎の治療
- アルミナ骨頭をもちいたセメント人工股関節の長期成績
- 大転子締結に対する Wroblewski's spring wire の治療成績
- ウサギ関節軟骨全層欠損部に対する自家肋骨付き肋軟骨移植の短期成績
- 関節軟骨全層欠損に対する移植骨付き肋軟骨の耐久性
- 下肢骨折後の脚短縮に対する脚延長術の治療経験
- 下腿骨骨折後の尖足変形に対するイリザロフ創外固定器の経験
- 脚延長術における骨癒合状態の検討 : Orthofix 法と Ilizarov 法の比較
- Long stem を用いた人工股関節再置換術の治療成績
- 人工股関節置換術後の Socket 磨耗量の検討 : 骨頭径差と素材差による wear 比較を中心に
- Long stem使用 cemented revision THAの治療成績
- 下肢骨折後の骨短縮・変形に対する脚延長術の治療経験
- 種々の創外固定器の臨床応用
- イリザロフ創外固定施行症例における歪ゲージを用いた応力測定法の生体力学的研究
- シンバスタチンは高脂血症抑制とCYP3A活性誘導によりステロイド誘発性骨壊死発生を予防する : 家兎骨壊死モデルによる検討
- 橈骨遠位端関節内骨折後変形治癒に対する関節内矯正骨切り術
- 上肢変形治癒骨折症例に対するコンピューター支援手術
- 新たに開発した生体吸収性 polymer tube による hybrid 型人工神経の作成
- 側弯症術後長期経過症例の腰痛に関する評価 : 術後15年以上経過例での検討
- 左踵骨骨髄炎後に骨変形を呈した1例
- 大腿骨顆上部粉砕骨折後の偽関節及び脚長不等に対して第3骨片を用いての脚長補正と骨癒合を得た1例
- 小児足部変形に対するイリザロフ法
- 頚部食道癌術後にみられた嚥下障害の1症例 : 喉頭温存した遊離空腸再建術後の嚥下訓練
- 硬膜内外に存在した石灰化を伴った胸椎髄膜腫の1例
- 大転子締結に対する Wroblewski's spring wire の治療成績
- 人工関節の術前計画における3Dテンプレーティングシステム Hip-op の有用性に関する検討
- 大転子締結に対する Wroblewski's spring wire の治療成績
- Zoledronic acid 投与による転移性骨腫瘍患者の骨代謝関連マーカーの推移
- 静注用エリスロポエチンを用いた自己血貯血法の検討
- 小児に対するイリザロフ創外固定法の治療経験
- 関節軟骨欠損部に対する自家肋骨肋軟骨移植
- 人工股関節再再置換術症例の検討
- Bioceram THA 3C型の中期成績 : 骨頭径差によるwear比較を中心に
- 良性骨腫瘍掻爬後のハイドロキシアパタイトと自家骨移植の骨癒合時期の比較
- 骨折および偽関節症例に対する骨癒合状態の分離
- イリザロフ創外固定器を用いた高位〓骨骨切り術の検討
- Non-cement 人工骨頭置換術後のstem内外反移動に関するX線学的及び力学的検討
- 術後10年以上経過した Charnley 人工股関節再置換術の治療成績
- 当教室における外反母趾手術の治療成績
- 267 肩関節肢位および角度の違いによる肩関節外旋筋力の特徴(骨・関節系理学療法9,一般演題ポスター発表,理学療法の可能性,第41回日本理学療法学術大会)
- メチマゾールによる重症無顆粒球症の経過中,骨髄で形質細胞の増加がみられた症例
- 大腿筋膜移植による腱板再建後に再鏡視評価をした一例
- 石灰沈着性腱板炎に対する鏡視下石灰沈着除去術の有用性
- 全層性腱板断裂例におけるdelaminationの関節鏡評価
- ノットレスアンカーを用いた鏡視下バンカート修復術の臨床評価
- 大腿筋膜移植による腱板再建後に再鏡視評価をした一例
- ノットレスアンカーを用いた鏡視下バンカート修復術 : 術後1年以上経過例の臨床成績
- 拘縮肩症例における鏡視所見の定量化評価 : 責任病巣は肩甲上腕関節か肩峰下滑液包か?
- Glenoid fracture に対して鏡視下整復固定術を行った二例
- 全層性腱板断裂症例における delamination の鏡視評価
- 石灰沈着性腱板炎に対する鏡視下石灰沈着除去術の治療成績
- 肩腱板断裂に対する鏡視下腱板縫合術の短期成績
- 肩関節疾患におけるウイングビューを用いた肩甲骨位置解析
- 2-5-35 ヒッププロテクタによる大腿骨頚部骨折予防効果は転倒危険因子の影響を凌駕する(転倒予防,口演,一般演題,リハビリテーション医学の進歩と実践,第43回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 肩関節多方向性不安定症に対する関節鏡視下関節包縫縮術の短期臨床成績
- 拘縮肩における肩峰下滑液包内病変の影響-肩峰下滑液包造影での局麻剤効果の検討-
- 鏡視下鎖骨遠位端切除術を併用した鏡視下腱板縫合術の有用性
- Mini-open法による腱板修復術術後10年以上の長期臨床成績
- 肩関節鏡視下手術 (シンポジウム 内視鏡診断・治療の最前線)
- 上腕二頭筋長頭筋腱欠損が広範囲腱板断裂例の肩関節機能低下および回復に及ぼす影響
- 腱板断裂が肩関節拘縮に及ぼす影響-断裂形態別比較-
- 広範囲腱板断裂に対する鏡視下手術治療成績-術式別比較を中心に-
- 肩鎖関節変形性関節症に対する鏡視下鎖骨遠位端切除術の中期臨床成績
- 透析肩に対する鏡視下手術の治療成績
- 50歳以上の中高年における鏡視下バンカート修復術―術後1年以上経過例の臨床的特徴と臨床成績―
- 患者立脚肩関節評価法 Shoulder36 の評価意義の検討
- Modulus stemを用いた人工骨頭置換術後1年以上の治療成績とX線学的検討