L型擁壁と剛な壁を有する補強土擁壁の健全度診断法の開発
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概要
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従来,土留め壁構造物における健全性の評価は目視が主体であり,定量的な健全度評価法は確立していないのが実情である.比較的新しい工法である補強土壁工法に関しても同様である.そこで,土留め壁と剛な壁体を有する補強土壁構造物の健全度を評価するために,従来から橋梁下部構造物の健全度評価に適用されてきた衝撃振動試験法を参考に,小型起振器試験法を開発し,固有振動数の測定を実施した.まず,L型擁壁模型を用いて壁体に作用する土圧や支持力と固有振動数の関係を把握した後,実物大の剛な壁体を有する補強土壁模型に対して小型起振器試験を実施した.実験結果から,L型擁壁と補強土壁構造物の壁体の固有振動数により構造物の健全性を評価できることが分かった.
著者
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篠田 昌弘
(財)鉄道総合技術研究所, 構造物技術研究部, 基礎・土構造
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羽矢 洋
(財)鉄道総合技術研究所
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大村 寛和
(財)鉄道総合技術研究所 構造物技術研究部 基礎・土構造
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羽矢 洋
(財)鉄道総合技術研究所 構造物技術研究部 基礎・土構造
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篠田 昌弘
(財)鉄道総合技術研究所 構造物技術研究部 基礎・土構造
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篠田 昌弘
(財)鉄道総合技術研究所 構造物技術研究部
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