高齢者の腰背部痛と身体,生活および生活の質との関連
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
目的:高齢者の腰背部痛と,身体的状態,ADL遂行能力,生活満足度との関連を調査した.対象:東北農村部O町の65歳以上の高齢者78名を対象とした.方法:腰背部痛の程度により3群に分けて群間比較を行った.統計解析はSPSSを用いた.測定項目:年齢,身長,体重,膝痛の有無,立位胸椎,腰椎側面レントゲン像による胸椎後彎角,腰椎前彎角,腰仙角,胸腰椎圧迫骨折椎体数,胸腰椎椎間腔狭小化数,骨塩量(踵骨乾式超音波骨評価装置,アロカ社AOS−100による音響的骨評価値にて測定)とアンケートによるADL,QOL調査とした.結果:腰背部痛と関連のあった因子は,年齢,膝痛の有無,骨塩量,圧迫骨折椎体数,腰椎前弯角,腰仙角,ADL(体力,歩行能力,社会参加),QOL(人の役に立つ)であった.考察:高齢者の腰背部痛は,加齢,膝痛,骨粗鬆症による脊柱変形と関連し,さらに,体力の低下,歩行能力の低下,社会参加の制限と「役に立たない」という自己評価の低下と関連があった.
著者
-
大井 直往
東北大学医学部肢体不自由学
-
岩谷 力
東北大学医学部肢体不自由学
-
吉田 一成
東北大学医学部肢体不自由学
-
漆山 裕希
東北大学医学部肢体不自由学
-
近藤 健男
東北大学医学院医学系研究科肢体不自由学分野
-
近藤 健男
東北大学医学部脳神経外科
-
飛松 好子
東北大学医学系大学院障害科学肢体不自由学分野
-
白木原 憲明
東北大学医学部肢体不自由学教室〔〒980-8575仙台市青葉区星陵町2-1〕
-
飛松 好子
東北大学医学部肢体不自由学教室〔〒980-8575仙台市青葉区星陵町2-1〕
-
大井 直往
東北大学医学部肢体不自由学教室〔〒980-8575仙台市青葉区星陵町2-1〕
-
近藤 健男
東北大学医学部肢体不自由学教室〔〒980-8575仙台市青葉区星陵町2-1〕
-
漆山 裕希
東北大学医学部肢体不自由学教室〔〒980-8575仙台市青葉区星陵町2-1〕
-
岩谷 力
東北大学医学部肢体不自由学教室〔〒980-8575仙台市青葉区星陵町2-1〕
関連論文
- びまん性軸索損傷に対するdiffusion tensor imagingとfiber tractographyの有用性検討(教育-リハビリテーション医の教育の質的向上-, 第44回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 1-P3-12 特発性正常圧水頭症における髄液シャント術前後での歩行分析(姿勢・歩行,ポスター,一般演題,リハビリテーション医学の進歩"評価から治療介入へ",第45回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 1-7-12 特発性正常圧水頭症に対するシャント手術後のリハビリテーション阻害因子についての検討(脳疾患・その他,口演,一般演題,リハビリテーション医学の進歩"評価から治療介入へ",第45回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- P-42 高齢大腿骨頸部・転子部骨折術後患者の社会的・身体的機能評価
- 4. 慢性胸腹部解離性大動脈瘤の待機手術後に発症した不全対麻痺のリハビリテーションに難渋した症例 (第16回 日本リハビリテーション医学会 東北地方会)
- Contraversive pushingを呈した脳卒中症例の責任病巣と経過(公募型シンポジウム3 脳機能と理学療法,公募型シンポジウム,第43回日本理学療法学術大会)
- 738 脳卒中患者にみられたPusher現象の頻度と責任病巣及びその経過(神経系理学療法14, 第42回日本理学療法学術大会)
- 2-3-13 コーチング理論に基づく脳卒中診療医のための医療コミュニケーションスキルトレーニングの効果(脳卒中(脳卒中(リハビリテーションシステム(3)),口演,一般演題,リハビリテーション医学の進歩"評価から治療介入へ",第45回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 11. 特発性正常圧水頭症に対するシャント手術(第18回 日本リハビリテーション医学会 東北地方会)
- 532. 頚椎運動がC5-6椎間孔横断面積に及ぼす影響 : MRIによる検討
- 6. 嚥下音を利用し睡眠時嚥下回数測定の試み (第16回 日本リハビリテーション医学会 東北地方会)
- II-4-7 慢性期脳卒中患者における健康関連QOL(SF-36)の信頼性の検討(脳卒中 : 予後2)
- I-9P1-18 加齢に伴う脳実質,脳室面積の変化 : MRIによる定量的検討(脳卒中 : 評価3)
- 高齢者の腰背部痛と身体,生活および生活の質との関連
- 片麻痺に対する非侵襲的脳刺激の有用性と限界(神経機能再建の臨床)
- 3-3-5 拡散テンソル画像によるびまん性軸索損傷評価(脳外傷(2),口演,一般演題,リハビリテーション医学の進歩"評価から治療介入へ",第45回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 6.正常圧水頭症の治療後に増悪した視床出血後不随意運動の1例(第19回 日本リハビリテーション医学会 東北地方会,地方会)
- 5.小脳梗塞のリハビリテーション中に水頭症を合併した1例(第19回 日本リハビリテーション医学会 東北地方会,地方会)
- 3-P2-1 生体肝移植後に筋力低下(critical illness polyneuropathy and myopathy)を認めた4症例(神経・筋疾患(1),ポスター,一般演題,リハビリテーション医学の進歩と実践,第43回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 3-5-15 目標運動努力中の経頭蓋磁気刺激による脳卒中慢性期片麻痺上肢機能の改善 : 二重盲検化比較試験(脳卒中・上肢治療(2),口演,一般演題,リハビリテーション医学の進歩と実践,第43回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 2-P3-25 びまん性軸索損傷の高次脳機能障害に対するDTI tractographyの有用性について(脳外傷,ポスター,一般演題,リハビリテーション医学の進歩と実践,第43回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 1-P2-7 光トポグラフィーを用いた嚥下困難感の評価の試み(嚥下障害(1),ポスター,一般演題,リハビリテーション医学の進歩と実践,第43回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 1-4-20 インターネットを用いた病院関連携による脳卒中診療システムの効率化に関する検討(脳卒中・システム(1),口演,一般演題,リハビリテーション医学の進歩と実践,第43回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 15. インターネットオンラインシステムによる脳卒中治療における病院間診療連携システム(Miyagi Stroke Network)の概要(第18回 日本リハビリテーション医学会 東北地方会)
- 8. びまん性軸索損傷の高次脳機能障害に対する画像的評価の試み : T2^*, DTI tractographyの有用性について(第18回 日本リハビリテーション医学会 東北地方会)
- 1. 嚥下機能改善手術により嚥下可能となったワレンベルグ症候群の1例(第17回 日本リハビリテーション医学会 東北地方会)
- リハビリテーション経過中に生じた「術後第5頸髄節麻痺」の1例
- Duchenne型筋ジストロフィー患者のずり這い能力に関連する生体力学的要因の検討
- 2.銃弾による胸髄損傷の1例(第22回 日本リハビリテーション医学会東北地方会)
- 6.脳卒中片麻痺患者におけるManual Function Test(上肢機能検査)の信頼性の検討(第21回 日本リハビリテーション医学会 東北地方会)
- 3-P1-18 脳卒中片麻痺患者におけるManual Function Test(上肢機能検査)の信頼性と妥当性の検討(脳卒中・運動生理,ポスター,一般演題,実学としてのリハビリテーションの継承と発展,第44回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 脳動脈瘤治療の現状と今後の動向について
- CEAを施行した頚部内頚動脈高度狭窄症例の検討
- 脳動脈瘤治療の現状と今後の動向について
- 在宅脳卒中後遺症者の心理的適応 : The Nottingham Adjustment Scale Japanese Version (NAS-J)を用いて
- 1-P1-35 眼球運動課題を用いた半側空間無視の定量的評価の試み(脳卒中・半側空間無視,ポスター,一般演題,実学としてのリハビリテーションの継承と発展,第44回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 上肢実用動作テスト-その紹介とMFSとの関連性-
- Contraversive pushingを呈した脳卒中例の責任病巣と経過(平成18・19年度助成研究報告書)
- 1-5-27 責任病巣からみたcontraversive pushingの経過特性(脳卒中(評価(2)),口演,一般演題,リハビリテーション医学の進歩"評価から治療介入へ",第45回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 理学療法領域における神経画像情報の活用 (特集 ニューロリハビリテーションと理学療法) -- (ニューロリハビリテーションと理学療法)
- 2-P2-127 嚥下障害を始めとする多発脳神経障害と自律神経障害を呈したサルコイドーシスの一例(嚥下障害・症例1,ポスター,一般演題,実学としてのリハビリテーションの継承と発展,第44回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 9.バクロフェン髄注(ITB)療法の治療経験(第23回日本リハビリテーション医学会東北地方会)
- 3-4-15 ITB療法導入後の積極的なリハビリテーション介入の治療経験(脊髄損傷(予防・治療),口演,一般演題,リハビリテーション医学の進歩"評価から治療介入へ",第45回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 1-6-14 上部食道停留による咽頭つかえ感が右頸部回旋により改善した2症例(嚥下障害(3),口演,一般演題,リハビリテーション医学の進歩"評価から治療介入へ",第45回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 1-5-7 ポリオ後遺症者に不随意運動を合併した一例(ポリオ,口演,一般演題,リハビリテーション医学の進歩"評価から治療介入へ",第45回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 81 視床出血後片麻痺例での体性感覚野マップの変化について : 体性感覚誘発磁界信号源による検討(神経系理学療法6,一般演題ポスター発表,理学療法の可能性,第41回日本理学療法学術大会)
- 2-P2-135 単純X線写真を用いた簡便な画像検査法の開発(嚥下障害・評価2,ポスター,一般演題,実学としてのリハビリテーションの継承と発展,第44回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 12. 短時間虚血負荷を受けた神経細胞に対する早期運動負荷の影響(第17回 日本リハビリテーション医学会 東北地方会)
- マウス局所脳虚血後のミトコンドリアからのcytochrome c 漏出とアポトーシス - SOD-2 の役割について -
- 8.大腸癌術後に食道人口部通過障害による嚥下障害をきたした1症例(第21回 日本リハビリテーション医学会 東北地方会)
- 2-P1-83 インターネットを用いた病院間連携による脳卒中診療システム「スマイルネットみやぎ」第2報(回復期4,ポスター,一般演題,実学としてのリハビリテーションの継承と発展,第44回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 1-P2-130 嚥下障害に対して喉頭気管分離術を施行した3例(嚥下障害・治療1,ポスター,一般演題,実学としてのリハビリテーションの継承と発展,第44回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 3.ポリオ後症候群に不随意運動を合併した1例(第20回 日本リハビリテーション医学会 東北地方会)
- 486 経皮的胸腰椎上電気刺激による運動誘発電位について : 刺激位置による潜時, 振幅の違い(測定・評価)
- 4. 片麻痺に対する非侵襲的脳刺激の有用性と限界(PS2-2 神経機能再建の臨床, 第27回 日本脳神経外科コングレス総会)
- 巻頭言
- MR画像から求めた大腿四頭筋の筋形態と等運動性筋力との関係
- 腱移行術前後での皮質運動野の体部位局在変化
- EBMと評価
- 血漿フィブリノーゲン値と無症候性脳血管障害との関連大迫研究
- 中心溝と機能局在同定における逆Ω型構造認識の重要性
- ITB療法の導入前後でSF-36によるQOL評価を行った1例