ネフローゼ症候群における尿中TGFβRNA発現について

概要

 尿中の腎尿路系逸脱細胞を用いて腎の組織変化を推測し得ないか,TGFβをモデルに用いて検討した。スポット尿20mlから得た沈渣から,核酸を抽出,RNAに精製し,RT-PCRによりTGFβおよび内部コントロールとしてGAPDHを増幅した。PCR産物は,アガロースゲルで電気泳動後,ethidium bromideで染色し,DNA断片の蛍光強度をATTO社製Densitographにより定量化し,TGFβの蛍光強度のGAPDHのそれに対する比で比較検討した。正常小児では,TGFβmRNAの発現を,ほとんど認めなかったが,ネフローゼ児においては,有意に高値を得た。加えて,尿蛋白と発現量との関係の経時的変化をみたところ,FGSでは,相関を認め,MCNS,MPGNでは,認めなかった。

著者

清野 佳紀 岡山大学医学部小児科学教室
田中 弘之 岡山大学医学部小児科
清野 佳紀 旭川医科大学 小児科
西岡 論 岡山大学医学部 小児科
田中 弘之 岡山大学医学部 小児科
清野 佳紀 岡山大学医学部 小児科
田中 弘之 岡山大学医学部 小児科

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