肩鎖関節脱臼に対する Phemister 変法(4 in 1 procedure)による治療成績
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Our modified Phemister procedure (4 in 1 procedure) composed of coracoclavicular ligament repair, Kirschner wire fixation of the acromioclavicular joint, acromioclavicular ligament repair and overlapped suture of deltoid and trapezium muscle in 1 incision. Kirschner wires were removed between 8 and 10 weeks after the surgery. The purpose of this study was to investigate the results of our 4 in 1 procedure for acromioclavicular dislocation. 37 cases with Rockwood classification Types III to V acromioclavicular dislocation had been operated at Saiseikai Kanagawaken Hospital and Shizuoka Red Cross Hospital from 2000 to 2006. The average age at operation was 39.6 years old (17 - 63 years old). The clinical results were evaluated by the Japan Shoulder Society (JSS) score for acromioclavicular dislocation. Using anteroposterior roentgenographic views, rates of acromioclavicular dislocation, coraco-clavicular distances, acromioclavicular osteoarthritis and ossification of the coracoclavicular ligament were evaluated. These factors were examined statistically by using nonparametric tests. The postoperative JSS scores (Type III/Type IV/Type V) were 97.8(93-100)/86.0(82-90)/95.9(82-100)(p>0.05). Acromioclavicular dislocation rates (Type III /Type IV/Type V) after the removal of K-wires were 6.89 % (0-22.2)/28.6% (0-57.1)/32.5%(0-83.3)(p>0.05). Coracoclavicular distances(Type III/Type IV/Type V) after the removal of K-wires were 85.7%(30.0-125)/133%(85.7-180)/141%(57.1-257)(p>0.05). Ossification of coracoclavicular ligament (Type III/Type IV/Type V) were observed 16.7%/50.0%/44.8% (p>0.05). Acromioclavicular osteoarthritis (Type III/Type IV/Type V) were observed 33.3 %/50.0%/34.5% (p>0.05). The clinical results of 4 in 1 procedure were satisfactory. But there is necessity to reconsider the term, the location and the technique of K-wire fixation.
- 日本肩関節学会の論文
著者
-
池上 博泰
慶應義塾大学整形外科
-
松村 昇
永寿総合病院整形外科
-
三笠 貴彦
済生会横浜市東部病院整形外科
-
池上 博泰
慶應義塾大学医学部整形外科
-
松村 昇
慶応義塾大学 整形外科
-
濱田 一壽
静岡赤十字病院
-
芦澤 裕子
静岡赤十字病院
-
高橋 正明
国立病院機構東京医療センター
-
山中 芳
山中整形外科
-
高橋 正明
東京医療センター整形外科
-
松村 昇
永寿総合病院
-
三笠 貴彦
済生会横浜市東部病院
-
池上 博泰
慶應義塾大学
関連論文
- 上腕骨近位端変形治癒骨折に対する骨切り術を併用した矯正手術
- 陳旧性肩鎖関節脱臼に対する烏口鎖骨靭帯再建術の治療経験
- 肩腱板広範囲断裂の手術療法
- 健常者の上腕骨後捻角 : 性・利き腕・スポーツ歴との関係
- 肩峰骨折後偽関節, 肩峰骨に対する sliding method の応用
- 肩関節不安定症と肩峰下インピンジメントの症状を呈した三角筋下脂肪腫の1例
- 外傷性肩関節前方不安定症に対する Bankart 法の術前・後の関節症 : 術後5-20年の追跡調査の解析
- 肩峰下滑液包内に発生した pseudomalignant osseous tumor の 1 例
- 陳旧性烏口突起骨折によるインピンジメント症候群:反復性肩関節前方脱臼に合併した1例
- 進行したリウマチ肩に対する烏口突起骨移植を併用した人工骨頭置換術
- 大結節が整復阻害因子であった後方脱臼骨折の1例
- 肩甲上神経麻痺に対する知覚検査
- 上腕骨近位端・近位骨幹端骨折に対する transmedullary support screwの応用
- 肩関節挙上障害症例における頸椎症性筋萎縮症例の検討
- 上腕骨近位端骨折に対するNeer分類の検討
- CTを用いた上腕骨後捻角計測:第5報−関節窩傾斜角との関係−
- 肩腱板広範囲断裂の手術療法 : 一次修復の基本手技と Patte 変法を中心に
- 五十肩の保存療法
- 肩甲帯に発生した末梢神経麻痺 : 明らかな誘因のない50例の検討
- 中高年の反復性肩関節前方脱臼 : 50歳以上で手術を行った症例の検討
- 骨頭に cavitation を生じた上腕骨外科頚骨折偽関節の治療
- 断裂関節包の退縮により一次縫合が不可能であった反復性肩関節脱臼の1例
- 症例報告 野球選手に発生した肩甲骨関節窩離断性骨軟骨炎に対して関節鏡視下骨釘移植術を行った1例
- 陳旧性PIP関節脱臼骨折に対する治療成績の検討 : 成績不良例を中心に
- 上腕骨遠位骨端離開
- 上腕骨近位端骨折における直線型順行性髄内釘 (Targon PH nail) の治療成績
- 症例報告 診断に長期を要した上腕骨遠位部類骨骨腫の1例
- 上肢の骨折 肘周辺の骨折 (これが知りたかった ここまで知りたかった 骨折ケア パーフェクトブック) -- (四肢・脊椎骨折の特徴)
- 上腕骨骨幹部骨折偽関節に対する治療経験
- 遠位橈尺関節鏡の有用性
- 両側同時に受傷した上腕骨頚部骨折の1例
- 橈骨遠位骨端線損傷を伴った小児 Monteggia 骨折の1例
- 小児上腕骨遠位端粉砕骨折(T骨折)の治療経験
- 手における伸筋腱損傷術後のリハビリテーション (特集 手指・手関節外科のリハビリテーション)
- 高齢者の上腕骨通顆骨折 -小皮切による cannulated screw 固定法-
- 内反肘変形に対する矯正骨切り : 内旋矯正の必要性に関する検討
- 牽引型指用創外固定器を用いた肋骨肋軟骨移植術による手指PIP関節再建術
- 早期骨端閉鎖に伴う尺骨遠位成長障害に対し骨延長を行うことでDRUJの再適合化を得られた1例
- 自家考案延長器による手指・足趾仮骨延長法の検討
- 手根骨に発生した有痛性ガングリオンの治療経験
- 深指屈筋腱停止部骨折の治療経験
- 腱板断裂に対する関節鏡視下腱板修復術の治療成績
- キーンベック病の手関節鏡分類とその治療
- 尺骨茎状突起骨折と遠位橈尺関節不安定性
- 上腕骨近位端骨折における各種髄内釘固定の治療成績の比較検討
- 吸収性腱板修復用ノットレススーチャーアンカーの力学的特性
- 伸筋腱皮下断裂・手根管症候群を合併した Kienbock 病の1例
- 手根管症候群再手術例の検討
- 陳旧性Bennett骨折手術例の検討
- 発育期野球選手の上腕骨内側上顆骨軟骨障害
- 外瘍性肘関節拘縮に対する治療戦略
- 神経因性疼痛に対する治療 : 手術療法の立場から
- 高齢者の上腕骨通顆骨折に対する経皮的スクリュー固定法
- 風車翼手の治療経験
- スポーツ選手の月状骨脱臼および月状骨周囲脱臼
- 成人の投球による肘の障害 : 病態と治療
- スポーツ選手の手部腱損傷の治療
- 野球による変形性肘関節症の病態と治療
- 指の骨・関節損傷
- 糖尿病患者の手指関節拘縮について
- Reversed cross-finger subcutaneous flapの経験
- 野球選手の母指に発生した外傷性動脈瘤の1例
- 糖尿病に伴う手指関節拘縮の病態について
- 弾発指に対するトリアムシノロン腱鞘内注入の治療成績 : -糖尿病群と非糖尿病群について-
- 肩鎖関節脱臼に対する Phemister 変法(4 in 1 procedure)による治療成績
- 反復性肩関節脱臼における直視下Bankart法が肩甲下筋に及ぼす影響
- 弾発指に対するトリアムシノロン腱鞘内注入(治療後2年の成績) : 糖尿病群と非糖尿病群について
- 手の外科におけるAcutrak^R bone screwの有用性
- 手根管症候群における母指対立再建例の検討 : 小皮切による Camitz 法
- 特発性および血液透析由来の手根管症候群における知覚障害の検討
- 手指屈筋腱修復術後の屈筋腱剥離術の検討
- 小皮切手根管開放術の治療成績
- スポーツによる有鉤骨鉤骨折の治療
- 体の前面で着脱する, 鎖骨骨折用固定装具の開発
- 関節リウマチにおける尺骨近位端の安定化術(Breen 変法)の治療成績
- Dupuytren 拘縮手術症例の長期成績
- 長期間経過した末梢神経損傷におけるATF3の発現と軸索再生
- 手根骨に発生した有痛性骨嚢腫に対する鏡視下手術
- 手指骨折変形治癒例に対する矯正骨切り術の検討
- 交叉過誤神経支配の解消を目的とした分娩麻痺に対する肋間神経移行術
- 肘関節の骨端線損傷 : 上腕骨遠位側について
- スポーツによる屈筋腱皮下断裂
- 上腕骨の矯正骨切り術を併用した肘関節不安定症例の検討
- 屈筋腱のdelayed primary sutureに関する実験的研究
- 慢性関節リウマチによる手指屈筋腱皮下断裂の手術治療成績
- 手根管症候群と minimally invasive surgery
- 橈骨遠位端骨折後に生じた尺骨頭反復性掌側脱臼の治療経験
- Sprengel変形--肩甲骨周囲筋の形成不全と治療成績について (誌上シンポジウム 小児の肩関節疾患)
- 末梢神経の線維脂肪腫様過誤腫-特にMRI画像についての検討-
- スポーツによる屈筋腱皮下断裂
- 手指基節骨骨折に対する保存療法の適応と限界
- 先天性疾患に対する仮骨延長法を用いた手指骨延長術
- 関節リウマチによる手指伸筋腱断裂 : 総指伸筋腱4本(示・中・環・小指伸筋腱)断裂例の治療について
- 骨片が掌側に転位した側副靭帯損傷を伴わない小指PIP関節hemicondylar fractureの1例
- 糖尿病に伴う狭窄性屈筋腱腱鞘炎の超音波検査による検討
- スポーツにおける有鉤骨鉤骨折の発生原因について
- 手根管症候群における鏡視下手術と小皮切直視下手術の有用性について
- 装具療法 (特集 母指CM関節症の治療法と問題点)
- 整形外科手術におけるAcutrak^ bone screwの有用性
- 橈骨頭・頚部粉砕骨折を伴う肘関節脱臼骨折の治療成績