がん患者のためのサポートグループ・ファシリテーター 教育プログラムの実施と評価
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概要
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本研究の目的は, がん患者のためのサポート・グループ(以下SGと略す)を運営するファシリテーター育成のための教育プログラムを構築し, 評価することである. ファシリテーター育成プログラムは, がん看護経験のある看護職を対象に, SG運用に対する自己効力感が高まることを目的として2日間のカリキュラムを構築し運用した. SG運用に関する知識を問う質問紙および不安感, 自己効力感を評価する質問紙を独自に作成し, 参加前後の変化を比較検討した. 本プログラムに参加し分析対象となった看護職は58名であった. その結果, SGに関する知識は参加後有意に向上した(p<0.05). SG運用に関する不安感および自己効力感を問う質問項目12項目のうち, 不安感は3項目で有意に軽減し, 自己効力感は7項目で有意に改善した. またSG運用に関する意欲は参加後有意に高まっていた. したがって, 本プログラムはファシリテーターのための入門編としては有効であると考える.
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