インパクトファクターをめぐる議論:正しい理解と研究への生かし方
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概要
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雑誌の評価指標であるはずのインパクトファクターを利用して,研究者の業績を評価することが世界的に行われている。インパクトファクターは少数の頻繁に引用される論文の存在によって大きく影響され,さらにレビュー論文や方法論についての論文はインパクトファクターを上昇させる要因になる。Garfield博士がインパクトファクターを考案したのは,Current Contents誌へ収録する雑誌を選定するためであり,近年彼はインパクトファクターを個人の業績評価に利用すべきでないと警告している。また,インパクトファクターを補正する提案が,Huth博士やISI社自身からなされている。インパクトファクターの重要性は広く認められるべきであるが,正しく理解し注意深く活用しなければならない。
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