ピリジン樹脂固定化ロジウム錯体触媒による酢酸製造プロセスの開発
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概要
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メタノールのカルボニル化による酢酸の工業的製造においては, 微水系反応を可能とすることによってさらに高い製品収率と生産効率が追求されている。ピリジン樹脂固定化ロジウム錯体触媒は, 微水系において高いカルボニル化反応活性とロジウム錯体固定化能を示したが, 工業的使用には長期耐久性が必要である。そのためには, 反応条件下において耐久性のあるピリジン樹脂が不可欠であるので, ピリジン樹脂の架橋構造, 細孔構造と耐久性について検討し, 工業的使用に耐えうるピリジン樹脂を開発した。耐久性は, 分解を樹脂からのピリジン基の脱離量, 摩耗をかくはんを与えた際のピリジン樹脂相互の衝突により生じる微粉の生成量により評価した。本開発のピリジン樹脂にロジウム錯体を固定化した触媒について, 連続流通系反応装置を用い, 7000時間以上一定活性が得られることを実証した。さらに, パイロットプラントによって, 副生物は循環による平衡制御が可能であること, および収率などのプロセス性能を実証するとともに当該触媒の活性と選択性の長期安定性を再度確認した。
- 社団法人石油学会の論文
- 2003-07-01
著者
-
皆見 武志
千代田化工建設(株)総合研究開発センター
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白戸 義美
千代田ユーテック(株)
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細野 恭生
千代田化工建設(株)
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細野 恭生
千代田化工建設(株)プロセス技術部
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皆見 武志
千代田化工建設(株)研究開発センター
-
米田 則行
千代田化工建設(株)研究開発センター
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白戸 義美
千代田化工建設(株)研究開発センター
-
安井 誠
千代田化工建設(株)プロセス設計部
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松本 忠士
千代田化工建設(株)プロセス設計部
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皆見 武志
千代田化工建設
-
細野 恭生
千代田化工建設
-
安井 誠
千代田化工建設(株) 技術開発ユニット プロセス開発セクション
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