【研究報告】入院している学童期の子どもが看護師に情報提供を求めたときの対応に関する研究
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概要
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本研究は、学童期の子どもが病気や入院に関する情報を看護師に求めたときに、看護師がどのように対応しているのかを明らかにすることを目的とした。参加者は、総合病院の成人・小児混合病棟に勤務している看護師で、本研究に同意の得られた8名であった。半構成的面接法によるインタビューを実施し、得られたデータを帰納的に分析した。 その結果、①看護師は、子ども自身が自分の病気の状態を知ることができるように血液検査データやこれから起こる症状の説明をして対応していた。②看護師は、他児の子どもの様子を伝えることで、自分ひとりだけではなく、他児とつながりがあることを意識させ、子ども自身の闘病意欲を引き出すような対応をしていた。③看護師は、子どもに病気のことや入院生活に関する説明を適宜行っており、それを子ども自身がどう理解しているかということを、子どもの言動から判断していた、ということが明らかになった。
- 日本赤十字広島看護大学の論文
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