【研究報告】子どもの状態がいつもと違うときの母親の対処行動の要因
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概要
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本研究は、子どもの状態がいつもと違うとき、母親はどのような行動をしているのかを明らかにすることを目的とした。対象は、A市総合健康福祉センター内にあるプレイルームを利用した乳幼児期の子どもを持つ母親であり、本研究に同意の得られた13名であった。母親から得られたデータを分析した結果、母親は子どもの状態がいつもと違うときに、不安や心配、安心などの気持ちをもち子どもの様子を捉えようとしていた。そして、「客観的データ」「子どもそれぞれの特徴」「今までにない状態」「きょうだいとの比較」「母親の経験の蓄積」「他者からの意見」「判断の後押し」「本での比較」の8つの要因に基づき、母親は「受診をする」「家で様子を見る」という対処行動をしていた。また、病気かどうかわからないときには、状態がわからない不安と一人で判断することへの不安があった。
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