[依頼総説]成人T細胞白血病・リンパ腫に対する現在の治療戦略
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概要
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成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL) は,human T-lymphotropic virus type-Iのキャリアに発症するT細胞腫瘍で,沖縄・九州を中心とする西南日本に多発する.急性型,リンパ腫型,慢性型,くすぶり型の4病型に分類され,前者2つをaggressive ATL,残りの2つをindolent ATLとして治療方針が決められる.aggressive ATLは多剤併用化学療法が行われるが,生存期間中央値は約l年と予後不良である.同種造血幹細胞移植により治癒と思われる症例が得られているが,移植関連死亡の克服が課題である.最近抗CCR4抗体が保険適用になり,化学療法併用による治療効果が期待されている.indolent ATLは無治療で経過観察することが多いが,現在ジドブジン十インターフェロン併用療法の臨床研究が行われている.Ryukyu Med.J.,31 (1,2)1~6,2012
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