子どもに行うソーシャルスキルトレーニングの方法-養護教諭による「SSTワークシート」の作成-
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概要
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千葉大学大学院人文社会科学研究科研究プロジェクト報告書第160集『発達障害児における脳機能解析』杉田克生 編"Analysis of Brain Function in Children with Developmental Disorders" Report on Research Projects No.160子どものソーシャルスキルが低下したと言われている。ソーシャルスキルの不足は、時に攻撃的な行動として表れることがある。さらに、いじめ、保健室登校や不登校などにも関連していると言われている。保健室に、人間関係の悩みをもち来室する子どもも多いため、養護教諭がこれらの子ども達に個別に関わる機会は多く、保健室で子どもに対してソーシャルスキルトレーニング(以下SST)を行っていく必要がある。また、その方法として、教材を用いることが効果的である。そこで、今回は教材を作成し、子どもに対して実践を行い、教材に対する質問紙調査・養護教諭が行うSSTについてインタビュー調査を行った。その結果、子どもにSSTを行っていく必要性、教材の課題点や改善点が明らかになった。同時に、教材を用いたSSTは今後養護教諭がSSTを行って行く上でも、子どものソーシャルスキル獲得にとっても有効であることが明らかになった。
- 2013-02-28
著者
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