大学生の主観的健康度と健康教育のあり方に関する考察Ⅰ―蓄積疲労度と精神健康度を指標とした健康度の評価と活用―
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概要
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生涯にわたり健やかに生きる基盤づくりとして、本学では教養科目の「健康論」を開講し、適切な健康管理意識を身に付け、実践していく健康教育を目標に取り組んでいる。その講義を通じて、また医務室の利用状況等から、学生が自らの健康状態の把握、体調不良への対処、日頃の生活について個別事例に応じた具体的でタイムリーな指導と情報提供が求められていることが示唆されている。本稿では、本学学生が自覚する健康度(主観的健康度)を指標として学生の健康の実情を分析し、学年別、学期別の特徴と、入学から就職活動等の学生生活の流れとイベントに伴う健康状態の推移を明らかにした。これらの結果をもとに、健康関連(医療、福祉、スポーツ等)学科を専門としない一般大学において効果的な健康教育のあり方と学生生活支援の立場から大学に求められる役割を考察した。本稿を基礎資料として、学生の各時期の健康状態の特徴や変容に対応した的確な健康指導を実施するためのプログラム作成を検討している。
- 奈良大学の論文
- 2013-03-00
奈良大学 | 論文
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