大脳半球性のパターンに関する研究
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概要
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ヒトの大脳半球機能差に関する大多数の実験心理学的研究では,両耳分離刺激聴法や瞬時刺激提示法などによって,どのような刺激あるいは課題の処理機能がいずれの半球機能として特殊化されているかに最大の関心が向けられてきた.そして,一般的には,言語的情報処理機能は左半球に,また,非言語的・空間的情報処理機能は右半球に特殊化されていると考えられている.一側性の脳損傷者を対象とした多くの研究(たとえば,McGlone, 1977; Bryden, et al., 1983)では,性差はあるものの,左半球損傷によって言語的情報処理機能に,また,右半球損傷によって非言語的・空間的情報処理機能に障害やその能力の低下がみられることが多いことを示しており,両半球は異なる情報処理機能をもつことが示唆されている.
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奈良大学 | 論文
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