落石防止壁に使用されたスギ間伐材の耐久性(1)
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概要
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落石防止壁に衝撃緩衝材として使用されたスギ間伐材丸太の耐久性を明らかにするため、平成16年度から平成18年度にかけて同工法により施工された県内の現場に調査区を設定し、平成19年度より継続的な劣化調査を開始した。今回、初期値の把握を主な目的として、竣工から4ヶ月後に第1回の調査を行った。その結果、平成16年から18年にかけて設置された丸太に注目すべき劣化は認められなかった。6層構造で延長方向に並べられた丸太の含水率は、6層の外層部より内層部において高い値を示した。また、丸太の上部よりも下部において、無処理のものより保存処理された丸太において高い値を示した。これら丸太における含水率の違いは、今後本調査を継続する上で留意すべきことと考えられる。
- 奈良県森林技術センターの論文
- 2008-03-00
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