兵庫県但馬沿岸域におけるソデイカ釣り漁業のCPUEの比較検討
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概要
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日本海におけるソデイカの漁業生物学的研究に資するため,異なる方法で算出したCPUEの変動や関連性について検討した。JF香住町のCPUEの統計値(C s)と,兵庫県但馬沿岸のCPUEの推定値(C e)とはともに年変動があり,日本海へのソデイカの来遊がその年の環境要因等により影響を受ける可能性が示唆された。C eの平均値が10月上旬に最大となったことから,この頃まで漁場への移入が続くと考えられた。漁獲努力量を表すには,操業時間や日数に開係する項目が良い指標であった。C sとC eは強く相関しており,漁場の資源水準を表す良い指標であった。今後,これらの指標が漁場形成機構の解明や中短期的な漁況予測技術の開発に利用可能であると考えられた。
- 兵庫県立農林水産技術総合センターの論文
- 2005-11-00
著者
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