日本海西部で漁獲されたソデイカThysanoteuthis rhombusの外套長-体重関係
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概要
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日本海西部で漁獲量が急増しているソデイカについて,外套長(ML:cm)と体重(BW:kg)との関係を明らかにした。精密測定の結果から,雌雄別のアロメトリーには有意な差がなかったため,雌雄込みとしてBW=3。511×10-5×ML3。018を得た。また,市場調査の結果から得た雌雄込みのアロメトリー式,BW=4。199×10-5×ML2。970との間にも有意な差は確認されず,全データを併せてBW=4。008×10-5×ML2。982を得た。海水と氷を用いた冷蔵保存試験の結果,ソデイカの体重は24時間で4。1-9。5%増加したが,外套長は変化しなかった。日本海西部では,漁獲後のソデイカは同様の方法により保存されることが多く,外套長-体重関係の地域差に影響を及ぼしている一因であると考えられた。
- 兵庫県立農林水産技術総合センターの論文
- 2004-11-00
著者
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