とちぎのアユ資源維持増大技術の開発
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概要
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栃木県水産試験場では天然アユ資源に対して遺伝的組成への影響が小さいと考えられるアユ種苗の作出のために、地場産系統のアユを親魚とした人工種苗生産技術の開発に取り組んでいる。過去の試験から、種苗生産における遺伝的組成の変質については、親魚数と種苗のサイズ選別が影響していることが示唆された。そこで親魚数については、使用した親魚数の異なる2系統を比較することで、使用親魚数の多寡による遺伝的組成の推移の違いを検証した。また、種苗のサイズ選別については、2群(選別大群および小群)から生産した種苗および無選別を想定した両群の混合群の計3群と天然、F1との遺伝的組成を比較することで、F1養成時における選別がF2への遺伝的組成に影響に及ぼす影響を検証した。
- [栃木県水産試験場]の論文