アユ品質改善試験
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概要
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前年度に引き続き魚病被害軽減を目的にビタミンCを強化した飼料でアユを育成し、その効果や飼育成績への影響等について調査した。冷水病に対し今年度はいっそうの効果を期待してビタミンC強化量の差を3倍にして試験を実施した。試験開始後3日目より真菌性内蔵症による斃死が発生した。県漁連から供試魚を購入した時点ですでに真菌に感染していたものと推察された。すでに真菌に感染していた場合、ビタミンCを大量に投与しても効果はないものと考えられた。今回は、冷水病が発症せず、ビタミンC強化の効果を明確にすることはできなかった。
- [栃木県水産試験場]の論文