ペヘレイ細菌性疾病対策試験(平成8年度)
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概要
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ペヘレイ養殖において平成7年度に新たに発生した細菌性疾病はこれまで、比較的被害の少なかった夏期から秋期に起こることから安定的な養殖を行うでの問題となっている。そこで本試験では原因菌の性状をアユのシュードモナス病原因菌と比較するとともにアユを用いた感染試験により病原性を検討した。性状検査の結果から,ペヘレイより分離されたPj9536株,TB9602株ともに,アユのシュードモナス病原因菌と同じか,近縁のPseudomonas属の細菌であると考えられた。Pj9536株とTB9602株の大きな違いは薬剤感受性に見られた。感染試験の結果からは,アユに対しての病原性はそれほど強いものとは思われなかった。
- [栃木県水産試験場]の論文
- 1998-03-00