魚類によるアサリ食害
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
野外での魚類によるアサリ食害実態に関する知見を取りまとめレビューするとともに,食害魚種に閧するリストを作成した。トビエイ科からフグ科の12科23種がリストアップされた。このうち,日本には12科21種が,瀬戸内海には12科18種が生息する。アサリの被食4部位区分では,稚貝を食害する魚種が多く,このうち,ナルトビエイ,クロダイ,キチヌ,キュウセン,クサフグの5種が親貝をも食害すること,イシガレイやマコガレイの稚魚・未成魚など8種が水管を食害すること,クロダイとキュウセンは,足を除く,全ての区分で食害が認められること等を明らかにした。
- 水産総合研究センターの論文
- 2012-09-00
著者
関連論文
- 広島湾におけるマガキ種苗に及ぼす魚類の捕食の影響
- 瀬戸内海の魚類に見られる異変と諸問題(変わりつつある海)
- 漁港の保護育成機能について : 広島県塩屋漁港の事例
- 干潟環境の保全・創造の指標としての絶滅危惧種アオギスの生息状況ならびに生息環境に関する研究
- 広島湾における暖海性魚類の出現とこれに伴う新たな問題
- 瀬戸内海で観察されたシマイサキのクリーニング行動--クロダイへのクリーニングを中心として
- 瀬戸内海大崎上島沿岸域より採集された熱帯・暖海性魚類ソウシハギAluterus scriptus(カワハギ科Monacanthidae)--来遊背景の一考察
- 瀬戸内海初記録のババガレイMicrostomus achne(カレイ科)
- ヒラメ稚魚の成長と摂餌量の関係に与える体重と水温の影響
- 瀬戸内海で採集されたアルビノのクサフグTakifugu niphobles(フグ科)
- 魚類によるアサリ食害