リサイクル飼料給与が肉用名古屋種の生産性に及ぼす影響
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概要
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余剰食品や調理残さを乾燥処理したリサイクル飼料の給与により肉用名古屋種の生産性を改善できるかについて検討した。試験区は、市販配合飼料100%の無処理区、市販配合飼料の重量比10%をリサイクル飼料で代替した10%区、市販配合飼料の重量比20%を代替した20%区、同様に市販配合飼料の20%を代替してアミノ酸要求量を補うためリジンを0。1%添加した20%+リジン区とした。体重については、リサイクル飼料を給与することにより市販配合飼料と同等の成績が得られた。飼料摂取量については、リサイクル飼料の代替区において無処理区と比べ、少なくなる傾向が認められた。糞水分含量は、リサイクル飼料の代替割合の増加に伴い高くなる傾向が認められた。窒素蓄積率は、リサイクル飼料の代替区が優れていた。経済性を試算した結果、リサイクル飼料を利用することにより飼料費の削減はできたが、粗利益の改善効果はみられなかった。粗利益の改善には、出荷時体重を向上させる必要があり、高蛋白質及び高エネルギーなリサイクル飼料の検証が必要であることが示唆された。
著者
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