小川群落保護林における水文観測報告 (2000年8月~ 2007年9月)
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概要
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小川群落保護林は、北関東にある落葉広葉樹成熟林であり、日本長期生態学研究ネットワーク(JaLTER)や環境省のモニタリングサイト1000のコアサイトともなっている。筆者らは、小川群落保護林内の小渓流に簡易な量水堰を設置し、約7年間、水文観測をおこなった。流出量および降水量は、日値を基本として取りまとめたが、冬期間については、雨量計で降雪を計測できないため、もっとも近いアメダス観測所のデータを用いて月降水量を推定した。また、渓流水温についても、渓流生態学研究の補足的データとして堰の約60m上流で観測をおこなった。本報告の全観測期間について計算した平均年流出量および平均年降水量はそれぞれ1079。4mm、1806。6mmであった。年平均水温は、2000年7月~ 2006年3月について9。8 ℃であった。
- 森林総合研究所の論文
- 2011-12-00
著者
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