飼料用米の加工および給与方法の違いが乾乳牛の消化性に及ぼす影響
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概要
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試験1では、加工処理の異なる4種類(発芽、籾すり、粉砕および未処理)の籾米について、試験2では、玄米の給与方法を分離給与とTMR給与にしたときの、乾乳牛での消化性に及ぼす影響を比較検討した。1.未処理の籾米に比べて加工処理を行うことで、糞中への未消化籾の排泄率は有意に低下した。また、NFEおよびデンプンの消化率も加工処理により有意に向上した。2.分離給与に比べてTMR給与することで、糞中への未消化玄米の排泄率は有意に低下し、デンプンの消化率は有意に向上した。3.以上の結果から、乳牛で籾米の消化性を高めるためには、加工処理やTMR給与が有効であることが示された。
- 岐阜県畜産研究所の論文
- 2009-07-00
著者
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