人工アユ種苗と吉井川に遡上する天然アユの冷水病感受性の違い
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概要
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アユの冷水病は1987年に徳島県の養魚場で初めて確認されたが、その後全国の養魚場及び天然水域にまん延し、深刻な被害をもたらしている。一方、本病に対する感受性は海産系アユでは低く、累代系アユは高いことが近年明らかになっており、放流用の人工種苗を長期継代のものではなく、海産系1代目種苗やその2代目種苗あるいは海産系種苗の交雑種苗の若い世代とすることで、本病の被害が軽減されることが期待されている。このような成果を踏まえ、今回、吉井川に遡上する海産系天然魚と人工種苗の冷水病に対する感受性を比較したので、その概要を報告する。
- 2009-11-00
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