北海道米の良食味品種育成について
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概要
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1980年(昭和55年)、食味の著しく劣っていた北海道米を品種改良で向上させる目的で、道立上川農試の長内場長の発案指揮のもとに優良米早期開発試験が開始された。期間は7年間で道立農試4場の育種研究科で構成されたが、その後2008年まで合わせて4期のプロジェクト試験が継続して行われ、28年間で25品種が育成された。現在も農業団体の予算の補助が加わり5期目の良食味品種開発プロジェクト試験が継続中である。個人的に、この間ずっと北海道の良食味品種育種に係わり、幾つかの品種育成にも関係してきた。「ゆめぴりか」に関しては佐藤科長が執筆するので重複を避け、それ以外の品種の育成経過について感想を含めて述べることとする。
- 北海道農事試驗場北農會の論文
- 2009-07-00
著者
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