乳酸菌由来マルトースホスホリラーゼを用いたα-(1→4)-グルコニ糖の高収率生産
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概要
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Lactobacillus acidophilus NCFMのゲノム内に、マルトース/マルトデキストリン代謝に関与する遺伝子クラスターを見出した。本クラスター中には、グルコシドハイドロレースファミリー65に属する機能未知な糖質関連酵素(MalP)をコードする遺伝子が含まれている。そこで大腸菌を宿主として組み換え酵素を生産し、その酵素化学的諸性質を調査した結果、MalPはマルトースに特異的に作用する糖質加リン酸分解酵素であることが明らかになった。加えてMalPが触媒する糖質合成反応を用いて、6種のα-(1→4)-グルコニ糖を高収率生産に成功した。
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