異なる飼養環境下のホルスタイン種搾乳牛における尿中ストレス物質の変化

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
近年、トウモロコシ等の輸入飼料価格が急激に上昇しており、畜産農家への打撃は著しいが、典型的な土地利用型畜産である放牧は、その対応手段の一つとして有効である。また、放牧はウシ本来の行動様式に基づいたストレスの少ない飼養形態であると考えられており、BSE騒動以来、より一層安全安心を求める消費者のニーズに応えうる家畜の飼養形態として期待されている。しかし、放牧が家畜にとってよりストレスの少ない飼養形態であるということは経験的に認識されているに過ぎず、科学的に評価した報告は少ない。我々はこれまでに、尿中のストレス物質を指標として、日本短角種および黒毛和種繁殖雌牛を用い、放牧飼養下および舎飼い飼養下のストレス度を評価してきた。本試験では、ホルスタイン種搾乳牛を用い、舎飼い環境や放牧環境とストレス度の関係について調査したので報告する。

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク