低温遭遇時間がリンドウ'ふくしまかれん'の生育に及ぼす影響
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概要
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福島県で切り花として栽培されているリンドウ属の主な系統はエゾリンドウ、エゾオヤマリンドウ、ササリンドウである。これらをもとに優良系統の選抜やF1品種の育種が行われるようになってきており、県のオリジナル品種が育成されている。今回の供試品種'ふくしまかれん'は本県育成品種で、ササリンドウにエゾリンドウを交配して育種したピンク系の中晩生F1品種である。自然開花期は9月下旬〜10月上旬で、開花揃いがよいのが特徴である。冬期間に休眠するリンドウを効率よく開花調節するには、休眠打破に要する低温要求量の把握が必要となる。これまで、エゾリンドウ系統の場合は5℃以下の低温に約700時間以上遭遇することにより休眠が打破されると考えられている。しかし、休眠打破に関する研究事例が少ないため各品種の最適な低温遭遇時間等には不明な点が多い。そこで、5℃の低温による遭遇時間の違いがリンドウ'ふくしまかれん'の生育と開花に及ぼす影響について検討したので報告する。
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[東北農業試験研究協議会] | 論文
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