キハダ水溶性多糖類の構造について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
キハダ(Phellodendron amurense Rupr.)は温帯から熱帯にかけて広く分布するミカン科の喬木で樹皮およびコルク層に黄色のアルカロイドであるベルベリンを多量に含む.その熱水抽出物は強い苦味を呈し,薬効があるので,これを煮つめて丸薬としたものは蛇羅尼助とよばれ,胃薬として用いられて来た.またキハダは古来より黄色染め用の染料として用いられて来たが,この黄色の原因であるベルベリンには殺虫力があるので防虫加工をかねてキハダ染色が行なわれる事も多かった.ところでキハダ染色は樹皮およびコルク層の熱水抽出液に布を浸漬することによって行なう訳であるが,この抽出液にはベルベリン以外にも多種の物質が含まれている.そのうちでも多糖類は量も多く,染色に強い影響を与えている.そこで今回はこの多糖類の性質についての研究を行なった.
- 奈良大学の論文
奈良大学 | 論文
- 文化的自己観と高齢化に対する態度
- 日本人成人の相互独立性--クラスタ分析による類型的理解の試み
- 社会的比較に於ける自己卑下傾向と 相互独立性-相互協調性との関連
- 相互協調的自己観と内集団バイアス
- 大脳半球性のパターンに関する研究