脳内出血にて発症した横静脈洞部血管周皮腫の1例
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概要
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雑誌掲載版症例は43歳女で,突然の頭痛・嘔吐を主訴とした.CTで左後頭葉に脳室穿破を伴う3×4cmの脳内血腫を認め,左椎骨動脈造影では動脈相から静脈相にかけて左横静脈洞直上に淡い腫瘍陰影を認めた.発症5日目のMRIでは左後頭葉から側脳室後角に不均一に造影される占拠性病変を認めた.この頃から左動眼神経麻痺が出現し急性水頭症を呈したため,脳室ドレナージを行い,その後転移性脳腫瘍の診断で腫瘍摘出術を施行した.腫瘍は横静脈洞の硬膜から連続した被膜を持ち,易出血性であった.横静脈洞部の腫瘍は残し手術を終了した.病理診断が血管周皮腫であったため,全摘出を目的に再度腫瘍摘出術を施行し,術後に放射線治療を加えた.術後7ヵ月,放射線治療終了後4ヵ月の現在,頭蓋内に再発は認めていない
著者
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