欧州14力国(英・独・仏・伊・懊太利・白耳義・瑞西・阿蘭陀・西班牙・丁抹・瑞典・諾威・券蘭・愛蘭)製造業における自己資本経常利益率決定メカニズムの解明
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概要
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要旨世界の企業の財務デ一タベ-ス'GLOBALVantage'を用いて個別企業の財務分析を実行し、その結果をパネルデータとして構成、Granger causarityの考え方に沿って分析を行った。分析対象企業は、ヨーロッパ14力国の製造業に属する上場継続企業であり、本稿では、各国別に、収益性の観点から、その行動の特徴を検証することを目的としている。検証作業に利用した変数は、自己資本経常利益率、総資本事業利益率、正味財務レバレッジ効果、従業員数増減率である。分析対象期間は、1989年から1998年である。この分析によって、ヨーロッパ各国の製造業に属する企業の行動には、ヨーロッパ全体を統一的に解釈できるような行動パターンを見出すことはできないことが明らかになった。ヨーロッパにおいては、各国別に固有の企業行動が見られるところであり、14力国の企業は、収益性の観点から見て、それぞれ別の行動様式を持っているといわなければならないであろう。それは、すでに明らかにした、アメリカ、カナダ、日本の製造業に属する企業とも異なっている。
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