花崗岩洞の地形学的研究--韓国ソウル北方山中の虎岩寺100人窟洞
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概要
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花高岩が広く分布する韓国において、花崩岩地域の組織地形を調査している折、大変特異な山上に位置する花由岩の洞窟をみっけた。調査の結果、この洞は厚い風化層が発達している山中にあって、局部的に花闘岩の割れ目(節理)の密度がきわめて低い、風化の遅れた部分が巨大な岩峰を形成しているところに位置している。しかも、その岩峰の外側より内部の方が割れ目の密度が高かったため風化が早く進行し、さらにその早く風化した部分が、たまたま下方から抜け岩峰の内部が空洞になってできた洞窟である。すなわち、この洞の形成はきわめてまれな花商岩の岩質、特に節理密度や風化の差などの好条件がいくっも重なった結果生じたものであることがわかった。
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奈良大学 | 論文
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