京師地名対索引
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概要
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"京師地名對"上下二巻,著者の巴哩克杏芬女史は,同治13年(1874)蒙古鑲八旗巴哩克氏の娘として生まれ,光緒23年(1897),僅か24才で天逝した女性である.その記述の内容は,燕都の城内城外の古今の地名についてであり,形式は,各地名を"一 天地類"から"二十 畳字類"に至る20の部類に分って配列し,それぞれに所在地を記す他,しぼしば由來,異構に及び,いわば,一種の地名僻典の體をなしている事,次頁に掲げた様例に見える如くである.杏芬女史は,父の外出に際して,その地名をカードに採り,ノートにまとめていたという.女史の死後,父の命によって兄の彰年が,整理増補したものが,今我々の見る"京師地名封"である.娘の追悼の爲の"くばり本"とでも言うことができよう.その刊行は,序文の日付から見ると,光緒27年(1901)であり,從って主たる封象は前世紀末のこの古都の地名である.
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奈良大学 | 論文
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