皮下型Juvenile Xanthogranulomaの1例
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概要
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雑誌掲載版男児。生後3ヵ月時に母親が左腰背部の皮下結節に気づき、徐々に増大してきたため生後4ヵ月時に受診した。結節は1.5×1.0cm大、弾性硬で、表面は茶褐色であった。毛母腫を疑い、局所麻酔下に全切除した。病理組織学的所見は比較的境界明瞭な皮下結節で、好酸球の浸潤を認め、ヘモジデリンの貪食像はみられず、Touton型巨細胞はわずかに認める程度であった。これらの所見と生後早期に発症していることを考え合わせて皮下型Juvenile xanthogranulomaと診断した。術後3年半経過した現在、再発は認めていない。
著者
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