PC版SASによるアンケート調査の分析
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概要
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文系大学生にデータ解析を実習させるにはどのようなシステムが適しているだろうか.文系の情報処理教育は,その初期においてはシステム設計やプログラミング技法の講習よりも,できるだけ理想的なパッケージを用いたエンドユーザコンピューティングの実習に重点が置かれるべきであろう.この点で筆者はPC版SASがひとつのモデルになり得るのではないかと考えている.本稿のねらいはPC版SASによるデータ分析の実例をあげながら,文系大学生のための情報処理教育のあり方について考察を加えることにある.まず,奈良と奈良シルクロード博覧会についてのアンケート調査結果の分析作業を例に,実際のデータ分析の各場面におけるPC版SASの使い方を示す.そして,筆者の考える3つの基準をもとにPC版SASの評価を試みる.用いたシステムはNEC PC-9801VMに接続されたハードディスク(40MB)に搭載されたPC版SAS ver. 6.03(以下,SASと略す)である.
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