早期新生児期における保清方法の実態調査
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
[Purpose] In Japan, it was customary to bathe newborn babies in warm immediately following delivery. However this practice was reconsidered in 1974, at the recommendation of the American Academy of Pediatrics. Presently, some institutions do not perform bathing while others continue the practice. Therefore, we conducted a survey in order to identify the sanitary measures currently carried out in the early neonatal stage and determine why they were adopted. The present study also seeks to clarify advice on bathing newborn babies. [Survey method] In May 2007, a survey questionnaire was sent to 59 institutions that handled deliveries in Niigata Prefecture and responses were received from 40 institutions. [Results] The sanitary measures used at birth and during the hospital stay were classified into categories A to E. The most common was category A(72.5%), dry-bathing immediately after birth and daily bathing from the following day. The reason for the sanitary measure taken immediately following birth was to maintain the body temperature of neonates in every category, while from the following day, the reasons differed according to the category, such as to avoid energy consumption, to maintain constant body temperature and condition , and to keep the neonates clean.【目的】日本では従来、出産直後から温湯浴での沐浴を行う習慣があった。しかし、1974年にアメリカ小児科学会の勧告により沐浴が見直され、沐浴を行わない施設や従来通り沐浴を行う施設とが混在している。そこで、今回早期新生児期の保清方法とその根拠および沐浴指導について調査を行った。【方法】2007年5月に分娩を取り扱っている新潟県内の59施設を対象に郵送による質問紙調査を実施した。【結果】回答の得られた施設の中で、出生時および入院中の保清方法をAからEのパターンに分類した。その中で最も多かったのは、出生直後清拭で1日目以降連日沐浴というAパターン(72.5%)であった。保清方法の根拠は、出生直後ではパターンにかかわらず「体温低下」であり、1日目以降では「エネルギーの消耗、体温・状態の安定、清潔」など、パターンによって違いがみられた。
- 新潟青陵大学の論文
- 2008-00-00
著者
関連論文
- 早期新生児期における保清方法の実態調査
- 236 新生児期における沐浴に関する看護者の認識(Group38 胎児・新生児2,一般演題ポスター,第48回日本母性衛生学会総会)
- 思春期女子のやせ志向と情緒的サポート、体型および初潮との関係
- 高校生の生活と性に関する意識調査 : 1984年の調査結果との比較(性交経験の有無とその背景を中心に)
- 青年期女子の母性準備性について : 家庭環境,友人関係,結婚観および出産観との関連について
- 404 産科医不足下において助産師が自立したケアを行うための産科医および助産師の役割と連携について:その3(その他3 産科医不足と助産師の役割,第49回日本母性衛生学会総会)
- 403 産科医不足下において、助産師が自立したケアを行うための産科医および助産師の役割と連携について:その2(その他3 産科医不足と助産師の役割,第49回日本母性衛生学会総会)
- 402 産科医不足下において助産師が自立したケアを行うための産科医および助産師の役割と連携について:その1(その他3 産科医不足と助産師の役割,第49回日本母性衛生学会総会)
- 中学生の子どもをもつ両親とその子どもの会話に関する調査
- P-022 中学生の子どもをもつ両親とその子どもの会話に関する調査(Group39 思春期・青年期,ポスターセッション)
- ピアカウンセリング養成講座に関する調査
- 202 中学生の性に関する両親の受け止め方と対処行動の実態調査(思春期、青年期2, 第46回 日本母性衛生学会総会 学術集会抄録集)
- 大学生の性の実態と今後の性教育のあり方 : 大学生が受けてきた性教育, 性に関する悩み, 知識や意識, 対処行動の調査から
- 228 中学生の子どもの性に関する母親の受け止め方と対処行動の実態調査(思春期、青年期2)(第45回日本母性衛生学会総会学術集会)
- 高校生における携帯電話と性意識、性行動について
- P-030 青年期女子の母性準備性について : 家庭環境、職業観および結婚観との関連について(Group39 思春期・青年期,ポスターセッション)
- 思春期男子のやせ志向と自尊感情および体型との関連
- 実践報告 母性看護実習の不安とその対処行動について
- ジグソー学習法による小児看護技術の教育効果
- 電子メディアの暴露と女子高校生の疲労との関連
- 産科医不足下において助産師が自立したケアを行うための産科医および助産師の役割と連携について(その2)産科医へのアンケート調査から
- 「メンタルフレンド活動」におけるメンタルフレンド自身の主観的体験
- 電子メディアの暴露と女子高校生の疲労との関連
- メンタルフレンド活動におけるメンタルフレンド自身への効果
- P2-019 新潟県における病院に勤務する助産師の実態調査(母性看護ケアVII,ポスターセッション,第52回日本母性衛生学会総会)
- P1-133 看護学生の座学と演習における自覚的・他覚的疲労に関する調査(学生教育VIII,ポスターセッション,第52回日本母性衛生学会総会)
- 若年男女の「冷え症」について
- 看護学生の座学・演習・実習における自覚的・他覚的疲労に関する調査
- 早期新生児期における保清方法の実態調査
- P1-104 病院に勤務する助産師の就労に関する意識調査(第2報) : 施設内潜在助産師に関する意識について(Group10 助産師・保健師等)
- P1-102 周産期における助産師の就労に関する研究動向と課題(Group10 助産師・保健師等)
- O1-034 病院に勤務する助産師の就労に関する意識調査(第1報) : 助産師の専門性発揮に関する意識について(助産師3,一般口演)
- 周産期における助産師の就労に関する研究動向と課題