日本の製造業:OEM化のメカニズムとその影響: 検証:株式会社「日本」
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概要
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我が国製造業上場企業を対象として、Granger causalityの考え方に沿ったパネルデータにもとつく分析を行い、OEM(Original Equipment Manufacturing)化の決定メカニズムとその役割および資本設備、雇用量に及ぼす影響(効果)の検証を試みている。検証作業に利用した変数は、OEM比率、有形固定資産増加額増減率(設備投資)、有形固定資産減少額増減率(設備廃棄)、期末従業員数増減率(雇用)、営業利益増減率(利益)である。分析対象期間は、1980年から1998年であり、それを5期間に細分している。この分析によって、つぎのことが明らかになった。1.設備投資・廃棄および雇用が、OEM化と代替的なフィードバック関係を有していること。2.期間別に、設備投資拡大型、設備投資縮小型、OEM依存型、OEM主導型などの異なる利益獲得パターンが存在していること。3.それぞれの利益獲得パターンにおいて、利益規定要因が異なること。4.それぞれの利益獲得パターンにおいて、OEM化の果たしている役割が異なること。
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奈良大学 | 論文
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