甜菜の移植に関する研究-3-植穴の深浅および苗の根部加傷が根貌に及ぼす影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
(1)移植栽培における収穫菜根の長さとその正常な肥大とは,苗根の長さと植穴の深さに規制される.すなわち苗根長が長くても植穴が浅ければ,収穫菜根は先端の曲った短い根となる.逆に植穴が充分に深くても苗根長が短かければ,収穫菜根長は短い苗根の長さに規制せられ,それ以上の深さは無効となる.(2)以上の事実より移植栽培では苗の直根はなるべく切断しないように長く掘り取り,植穴の深さは苗の根長に適合した深さとし,直根を屈曲しないように植え込む必要がある.(3)移植苗の直根の先端が植穴の底で屈曲しても,それが分岐根発生の原因とはならない.(4)苗の生育が本葉10~11枚以上,根径1.5cm以上,菜根重12g以上に達した場合は,その肥大根部に加傷しても,それが分岐根発生の原因とはならない。
著者
関連論文
- 赤かび病の特殊接種法による小麦品種の抵抗性の検定 : 第3報 赤かび病の葉面接種法における加傷の有無, 葉位, 培養寒天量と罹病との関係 : 附:セロハンテープ焼けとその対策
- 水稲の風雨害に就て : (第3報) 風害の程度と吸水量との関係 (第102回講演会)
- 土壌水分の多少が数種イグサ属植物の生育と茎形態におよぼす影響
- 85 イグサの花芽形成を誘導する条件について
- イグサの生育型に関する研究 : 第1報 生産過程の類型化と収量性の差異
- 赤かび病の特殊接種法による小麦品種の抵抗性の検定 : 第10報 分生胞子または菌糸のみによる改良特殊接種試験
- 赤かび病の特殊接種法による小麦品種の抵抗性の検定 : 第8報 葉舌部・葉鞘部への菌糸による特殊接種試験
- 特殊接種法によつて解明せられた小麦品種の赤かび病抵抗性の意義 (第146回講演会)
- 赤かび病の小麦葉面接種とその意義
- 赤かび病の特殊接種法による小麦品種の抵抗性の検定 : 第7報 赤かび病の改良特殊接種法による小麦穂軸の接種とその罹病
- 赤かび病の特殊接種法による小麦品種の抵抗性の検定 : 第6報 赤かび病の改良特殊接種法による小麦穂の接種とその罹病
- 赤かび病の特殊接種法による小麦品種の抵抗性の検定 : 第4報 赤かび病の葉面接種と小麦品種間の罹病性
- 赤かび病の特殊接種法による小麦品種の抵抗性の検定 : 第2報 赤かび病の葉面接種法における掘取り水耕株の供試価値
- 甜菜の播種期と菜根重との関係
- 作物の塩害に関する研究 : (第9報) 米粒の形状について (第102回講演会)
- 作物の塩害に関する研究 : (第8報) 小麦の塩害と金属塩類代謝 (第102回講演会)
- 岡山県の広戸風に依る水稲被害に就て (第102回講演会)
- 水稲の風雨害に就て : (第2報) 稔実に及ぼす風力雨量の影響 (第102回講演会)
- ハツカの精油収量構成形質に与える光質の影響 (予報)
- 生物の塩害に関する研究 : 生育各期に与えられた塩水が小麦の生育並に収穫物に及ぼす影響
- 甜菜の移植に関する研究-3-植穴の深浅および苗の根部加傷が根貌に及ぼす影響
- イグサの生育型に関する研究 : 第2報 生育各期の温度反応と「長い」生産の関係からみた分げつ型品種と伸長型品種の差異
- 赤かび病菌の産生する病毒物質が小麦種子の発芽におよぼす影響
- イグサの花芽形成条件について
- 83 イグサの乾物生産について
- 13 イグサの先刈期ごろの生育程度の差異が「長い」生産に与える影響
- 25 先刈期ごろの水地温処理がイグサの生育に及ぼす影響
- 15 イグサの生育型に関する基礎的研究 : 「先刈り」の茎相に及ぼす影響
- 14 イグサの生育型に関する基礎的研究 : 栽植様式と栽植密度を異にした場合の茎相の変化
- 2、3 の植物生長調節物質がイグサの生育に与える影響
- 30 イグサの発育に及ぼす「先刈り」の影響
- 22 栽培地域及び品種からみたイグサの茎相の差異について
- イ茎の伸長に関する 2、3 の知見
- 31 生育各期の水地温の高低がイグサの生育に及ぼす影響
- 冬季の水地温の高低によるイグサの生育様相の変化
- 43 小麦葉の生理活性と葉の赤かび病罹病性との関係
- 培地組成・抽出法を異にした小麦赤かび病菌の産生する病毒物質について
- 赤かび病の特殊接種法による小麦品種の抵抗性の検定-9-赤かび病の小麦葉面特殊接種法において穂の有無の発病に及ぼす影響