体外衝撃波結石破砕装置(MPL 9000)オプション可動型C-アーム装置(Electrode X155)の尿路結石に対する有用性について
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概要
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1) 1ヵ月後の治療効果判定で,腎結石,尿管結石に対する有効率はそれぞれの54.5%,76.9%であり,3ヵ月後では有効率はそれぞれ83.3%,95.5%とかなり満足できる高値を示した。2)術前術後の血液生化学検査でも臨床的に問題となるような変化はみられず,副作用および合併症にも重篤なものはなかった。3)従って,従来の超音波方式にかわる可動型X線Cアームシステムを用いた場合でも,MPL9000は十分強力で効率の良い結石破砕効果を有することが判明したThe Dornier MPL9000 lithotriptor was originally equipped with an ultrasound guiding system. Recently an optional fluoroscopic guiding system was developed to overcome the known disadvantages of the ultrasound system and to exploit the merits of both systems by using them in combination. Herein, we examined the effectiveness and safety of this new optional system. From December 1990 to February 1991, we treated 41 patients with upper urinary tract stones with MPL9000 using the optional fluoroscopic system. Treatments were judged as effective if the patients were stone-free or the residual fragments were smaller than 4mm in diameter. The overall effectiveness rates at one month after the treatment were 54.5% for renal stones and 76.9% for ureter stones respectively. At three months after the treatment the effectiveness rate for renal stones was 83.3%, and that for ureter stones 95.5%. The changes in the laboratory data after the treatment were alight and caused no clinical problems. Complications during and after the treatment were also minor and tolerable. MPL9000 was sufficiently effective and safe in the treatment of upper urinary tract stones when it was used the new optional fluoroscopic system instead of the original ultrasonic guiding system.
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