人口減少時代における尾道経済
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概要
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人口減少時代の尾道経済は、人口減少や高齢化が、日本全体に20年から30年先行して進行し、年率2%で1人当たり所得が減少する。その意昧で、尾道経済は厳しい状況であり、現実に尾道市の1人当たり所得は非常に低い状態であった。しかし、造船ブームで、成長率はかなり高くなっている。ところが、この造船ブームも、楽観視は出来ない状態である。そこで、本稿では次のような政策的提言を行っている。第1は、地銀の中小企業への貸し出しを通じた地域経済への貢献を、第2は、広島県の財政政策は地域に貢献した点を、政治家はより有効に利用し、国家へもアピールすべきという点である。 第3は、これらのモデル分析が理解出来るよう、学問レベルの地域振興が必要だという点である。 第4、5は、計測結果より、児童手当、家族手当や下水道等の財政支出も大きな貢献をしているという点である。第6、7は、スローフードの推進や空き家対策もより一層進めるべきという点等、計10点程の政策的提言を行った。1 はじめに2 尾道経済の現状3 地域振興冷淡者の意見4 地域振興冷淡者への批判5 尾道の地域振興の方策6 おわりに
- 2008-12-31
著者
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