がん末期在宅利用者の疼痛コントロールのあり方に関する検討
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概要
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がん末期利用者における疼痛コントロールのあり方を検討するために、がん末期の女性2事例の受け持ち訪問看護師3名に対する半構成的面接を行い、そのあと質的帰納的分析を行った。その結果、がん末期にある利用者の不適切な疼痛緩和パターンのカテゴリとして{主治医と利用者の不適切な疼痛コントロール}{主治医と利用者との嗜癖的治療関係}{不完全なチームケア}があげられた。主治医による『過剰投与』、利用者自身による『麻薬や非麻薬の過剰服用』などから[呼吸抑制の出現][疼痛コントロールが不可能]となることがわかった。がん末期利用者の在宅死を可能にするためには、主治医の適切な疼痛緩和処置(麻薬処方)のほか、訪問看護師との疼痛コントロールに対するチームケア体制が重要であることが示唆された。
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