前立腺小細胞癌の1例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
79歳男。尿失禁を主訴とした。直腸診で石様硬の所見を認め、検査所見ではPSAは正常範囲内であった。超音波で前立腺体積145cc、辺縁不整の低エコー領域を認め、腹部CTでは膀胱頸部から後部にかけて腫瘍の浸潤を認め、精嚢・直腸への浸潤も疑われた。前立腺生検を行い、低分化腺癌、Gleason score 5+5=10の診断で、精巣摘除術を行った。一時的に退院となったが、血尿、尿閉、下腹部痛、体調不良が出現し再入院となり、入院後も尿閉、膀胱タンポナーデを繰り返し、下腹部疼痛も改善なく、その後、突然心肺停止状態となった。家族の同意が得られず剖検は行えなかった。前立腺生検標本の再検討で、免疫学的組織診断にて小細胞癌の診断に至った。
- 泌尿器科紀要刊行会の論文
著者
関連論文
- PP-614 PSA 4.0ng/ml以下における前立腺生検・前立腺癌の検討(第95回日本泌尿器科学会総会)
- PP-452 前立腺癌と遺伝 : 遺伝素因を持つ症例の検討(第95回日本泌尿器科学会総会)
- OP-051 PSA4以下であった前立腺癌の臨床的検討(一般演題口演,第94回日本泌尿器科学会総会)
- 膀胱肉腫様癌の2例
- 経会陰的前立腺 saturation biopsy の検討(第93回日本泌尿器科学会総会)
- 多数箇所生検後前立腺全摘を行った例の検討(第93回日本泌尿器科学会総会)
- 前立腺 saturation biopsy における癌の局在について(第93回日本泌尿器科学会総会)
- OP2-024 経会陰前立腺多数箇所生検の検討(一般演題(口演))
- リンパ節転移を伴う腎血管筋脂肪腫の1例
- 浸潤性膀胱癌に対する動注と放射線併用療法 : 全層生検とリンパ節吸引生検による評価
- OP-304 リスク分類による前立腺全摘例の検討(前立腺腫瘍/手術(腹腔鏡をのぞく)5,一般演題口演,第96回日本泌尿器科学会総会)
- OP-117 膀胱癌骨転移に対するGemcitabine, Docetaxel, Bisphosphonate併用療法(一般演題口演,第94回日本泌尿器科学会総会)
- 前立腺小細胞癌の1例
- MP-388 経尿道的前立腺切除術と前立腺生検の同時施行例の臨床的検討(一般演題ポスター,第94回日本泌尿器科学会総会)
- 腎外傷16例の検討
- 前立腺生検で癌が検出できなかった例に対するTUR-P+前立腺再生検の検討(第93回日本泌尿器科学会総会)
- 膀胱癌リンパ節転移の全摘例の検討(第93回日本泌尿器科学会総会)
- 前立腺再生検例の検討
- 腎損傷(Grade4)の1例
- 後腹膜脂肪肉腫と左腎癌同時手術の1例
- 内腸骨動脈動注と放射線療法の検討 : シンポジウムI : 浸潤性膀胱癌の膀胱保存療法 : 第57回東部総会
- 上部尿路の低流量Pressure-Flow Study : 第74回日本泌尿器科学会総会
- 低浸透圧造影剤の高齢者腎機能に与える影響
- OP3-026 再燃前立腺癌のPSA値と骨シンチグラフィーの適用検討(一般演題(口演))
- OP2-089 浸潤性ないし進行膀胱癌に対する外来放射線化学療法(一般演題(口演))
- PP-016 根治的膀胱全摘術における術後合併症の検討(膀胱腫瘍/手術2,一般演題ポスター,第97回日本泌尿器科学会総会)
- PP-171 当院における腎盂尿管癌症例の臨床的検討(腎盂・尿管腫瘍/臨床3,一般演題ポスター,第97回日本泌尿器科学会総会)
- 小児原発性膀胱尿管逆流症の治療方針
- PP-278 浸潤性膀胱癌に対する膀胱全摘除術の臨床的検討(膀胱腫瘍/手術(腹腔鏡をのぞく)1、尿路変向,一般演題ポスター,第96回日本泌尿器科学会総会)
- PP-185 上部尿路癌に対する後腹膜鏡下腎尿管全摘術の臨床的検討(体腔鏡/腎・尿管,一般演題ポスター,第96回日本泌尿器科学会総会)
- PP-123 当院における限局性前立腺癌に対する外照射療法の成績(前立腺腫瘍/放射線治療2,一般演題ポスター,第96回日本泌尿器科学会総会)
- OP-010 経直腸的前立腺生検時の抗生剤投与についての検討(前立腺腫瘍/診断・マーカー2,一般演題口演,第96回日本泌尿器科学会総会)
- PP-176 浸潤性膀胱癌に対する動注化学療法併用放射線療法の治療成績(第95回日本泌尿器科学会総会)
- PP-166 M-VAC療法抵抗性の進行性尿路上皮癌に対するTGP療法の検討(第95回日本泌尿器科学会総会)
- 腎癌の診断の進め方 (特集/泌尿器悪性腫瘍--最新の診断と治療) -- (最新の腎がんの診療)
- グルタチオンS-トランスフェラーゼ (GST) M1、T1、N-アセチルトランスフェラーゼ2 (NAT2) 遺伝子多型と尿路上皮癌との関連性について(第93回日本泌尿器科学会総会)
- 遺伝子医療の意識調査 : 地域住民・一般開業医・医科大学生の比較
- 日本人におけるCYP1A2、ST1A3、NAT2遺伝子多型と尿路上皮発癌感受性について
- 尿路上皮癌の診断における尿細胞診, 尿中 Bladder Tumor Antigen (BTA) と Nuclear Matrix Protein 22 (NMP22) の有用性
- 術後19年後に再発を認めた膀胱尿管逆流症の1例
- 卵殻状石灰化を伴った腎細胞癌の1例
- 当科で経験したHAM症例の臨床的検討
- 自然消失を認めた小児膀胱尿管逆流症の検討
- 術後創感染の起炎菌と創感染の危険因子に関する検討
- 骨盤内N+膀胱癌例に対する動注と放射線併用療法
- 再燃前立腺癌に対するBiochemical Modulation療法
- 好酸球性膀胱炎の2例 : 本邦報告43例の臨床的検討
- 前立腺肥大症に対するフィナステリド(MK-906)長期投与の臨床的検討
- 急性陰嚢症49例の臨床的検討
- 尿路系ストーマ外来を開設して遭遇する問題点 : 特にスキントラブルについて(第197回東北地方会)
- OP-166 尿路癌骨転移に対する抗がん剤+Bisphosphonate併用療法(膀胱腫瘍/薬物療法2,一般演題口演,第98回日本泌尿器科学会総会)
- VP-004 TUR-Btにおける切除ループの操作法 : TUR-Pとは切除筒の動かし方が違う(膀胱・前立腺・尿失禁,一般演題ビデオ,第98回日本泌尿器科学総会)
- OP-308 尿管腫瘍診断における尿管鏡の有用性の検討(腎孟・尿管腫瘍/臨床1,一般演題口演,第98回日本泌尿器科学会総会)
- 膀胱癌骨盤内リンパ節転移例に動注と放射線照射の併用療法
- 浸潤性膀胱癌に対する膀胱保存, 尿道保存の適応と限界 : 泌尿器科癌における臓器保存の適応と限界
- 膀胱腫瘍に対する経尿道的全層生検法 : 第58回東部総会
- 膀胱癌深達度診断のための経皮的膀胱壁全層針生検 : 生検法の開発
- 膀胱全層生検による浸潤性膀胱癌に対するNeoadjuYant療法の評価
- 腎癌骨転移に関する検討
- 吸引生検による膀胱癌リンパ節転移の診断
- 水中衝撃波による癌治療 : 家兎VX2膀胱癌に対する連日照射の効果
- 吸引生検による膀胱癌リンパ節転移の診断 : 第54回東部総会
- 経皮的膀胱壁全層針生検による集学的治療の経時的組織学的評価
- 膀胱腫瘍に対するAdriamycin膀注療法の病理組織学的検討 : 第47回東部連合総会
- ヒト陰茎における陰茎海綿体と陰茎亀頭部(尿道海綿体)の血流動態の比較 : 第47回東部連合総会
- インポテンツに対するFinney prosthesis挿入手術の経験 : 第187回東北地方会
- ホルモン抵抗性前立腺癌に対するgemcitabine併用化学療法
- 膀胱癌の発癌遺伝子産物に関する研究 : p21rasの免疫組織学的検索 : 第74回日本泌尿器科学会総会
- 陰茎損傷・持続性勃起症 (特集 泌尿器科救急)
- 最近6年間の男子不妊症の統計 : 第189回東北地方会
- ホルモン抵抗性前立腺癌に対するBiochemical Modulationと放射線の併用療法
- アミノグルコシド剤の経静脈内投与の安全性の評価 : 尿中β_2-MGを中心として : 第187回東北地方会
- 埋没陰茎に対する手術の工夫 : 第187回東北地方会
- PAP法によるprostatic acid phosphataseとprostate specific antigenの局在について : 第187回東北地方会
- 部位別静脈採血による副甲状腺ホルモン測定にて術前部位診断の得られた原発性副甲状腺機能亢進症の1例 : 第186回東北地方会
- Endotoxin 細菌培養濾液によるラット膀胱粘膜への影響 : 走査電顕による観察
- 膀胱癌骨転移に対するGemcitabine,Docetaxel,Bisphosphonate併用療法
- 経皮的膀胱壁全層針生検による膀胱癌深達度診断 : 生検法の開発と臨床成績
- 経皮的膀胱壁全層針生検による膀胱癌深達度診断の試み
- 腰仙部 Myelodysplasia 症例の VUR の治療 : 腎発育と機能に与える影響 : 主として myelodyspladia に代表される先天性神経因子に合併する VUR の治療 : 小児神経因性膀胱に伴う VUR の治療
- 排尿障害を有した Spina Bifida 症例の腎の発育について : 第48回東部連合総会
- PP-468 内反型乳頭腫(lnverted papilloma)14例の臨床的検討(一般演題ポスター発表・討論,一般演題ポスター,第99回日本泌尿器科学会総会)