房総半島清澄山系の降雨特性(1)清澄観測点における平均年降雨量の算定
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概要
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房総半島清澄山系の降雨特性を明らかにする研究の第一歩として,千葉演習林清澄観測所における平均年降雨量を試算した。1904(明治37)年から1996(平成8)年までの93年間の降雨量観測データを計算に用いた。測定機器を指示雨量計,最小観測単位を0.1mmに統一するため,公開されているデータに関しても全て野帳・台帳に立ち戻って再計算を行った。その結果,清澄観測点の平均年降雨量は2,282mmであり,年降雨量が増加または減少している傾向はみられないことがわかった。As the first step in research concerning rainfall characteristics in the Kiyosumi Range in the Boso Peninsula, the long-term mean annual rainfall at the Kiyosumi Meteorological Station was re-calculated. Ninety three years daily rainfall records from 1904 until 1996 were used for re-calculation. To standardize the type of rain gauge and the minimum scale of measurements during the long-term, the original records of data were scrutinized to keep the minimum scale as 0.1mm instead of the published data. Consequently, the mean annual rainfall in Kiyosumi Station was found to be 2,282mm and no significant tendency to increase or decrease was detected.
- 東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林,The Tokyo University Forests,東京大学農学部附属演習林千葉演習林,東京工業大学大学院総合理工学研究科環境理工学創造専攻,東京大学大学院農学生命科学研究科森林科学専攻,University Forest in Chiba, Faculty of Agriculture, The University of Tokyo,Department of Environment Science and Engineering, Interdiscの論文
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