過去11年間の木曾馬の繁殖成績について
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概要
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木曾馬の飼育者を直接尋ねたりして,過去11年間の繁殖成績についてまとめてみた。現在の飼育頭数は牝馬56頭,牡馬8頭で,平均年齢は牝馬9.7±5.1歳(数え年),牡馬9.3±4.3歳であった。過去11年間に135頭が産れ,そのうち9頭が10日以内に死亡していた6性比はほぼ1:1,初産年齢は6.6±2.7歳,出産年齢は牝馬10.2±4.1,牡馬で8.9±3.3歳,分娩隔は1.7±1.2年,分娩回数は2.2±2.0回であった。これらのことから,繁殖効率を出来るだけ良くする為に,自然交配を踏まえた放牧形態等を考慮せねばならない。The population of the Kiso horses native to Kiso country, Nagano Prefecture, was hybridized on account of military demand during World War II. Scince the end of the war, it has formed a single and closed breeding unit. Hewever, the herd size had recently decreased and the average coefficient of inbreeding had increased with advancing years. It will play an important role in the breeding that the reproductive efficiency obtained from both mares and stallions of Kiso. Used horses were born and registered form 1975 to 1985. The results obtained are as follows. The average age of the breeding were 9.7 years in mared and 9.3 years in stallions (Fig. 1). The birth number was 135 during 11 years ago, 65 in filly and 70 in colt (Fig. 2-5). The sex ratio was about 1 : 1. The average of first birth age was 6.6 years (Fig. 6). The average of birth age were 10.2 years in mares and 8.9 years in stallions (Fig. 7 and 8). The average of delivery interval was 1.7 years (Fig. 9), but frequenct of delivery was 2.2 (Fig. 10). It is pointed out that increasing of reproductive management is important measure for maintenane and reproduction of Kiso Horses, and that each breeder's mares should be natural mating on the open forests to increase the herd size.
- 信州大学農学部の論文
- 1985-12-25
著者
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