基礎看護学実習IIにラベル技法を用いた学修支援 : ラベル新聞発行・ラベルワークを通して
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概要
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基礎看護学実習IIにラベル技法を用いて学修支援を行った結果,学生の学びの場づくり,知の深化,主体的な態度形成が図られた。参画理論から学生支援の考え方,ラベル技法を用いた学修支援の実際について若干の考察を加えた。ラベル技法として,情報の発信・交流を行う「ラベルケーション」,学びを共有・伝承するための「ラベル新聞」の発行,看護体験を振り返り学びを概念化・構造化するための「ラベルワークによる図解作成」を用いた。ラベルを用いることで学生の言語化能力が高まり,傾聴・焦点化の技法を体験的に学ぶことができた。さらに,「ラベル新聞」の発行によりカンファレンスでの学びを共有し深化させることができ,「ラベルワークによる図解作成」により,学びを構造化することができた。このラベル技法を用いた学修支援は,教師能力開発の技法にもなっていた。
- 2005-09-30
著者
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