遠隔非食事者との疑似共食コミュニケーションのためのインタフェースエージェントSurrogate Diner
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概要
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近年1人で食事することを余儀なくされる「孤食」が問題となっている.孤食者支援のための従来研究では,参加者全員が食事をすることが想定されてきた.これに対して本研究では,これまでに考慮されていない,遠隔地間の一方だけが食事をする状況があることに着目した.そして,非食事者の代わりに食事行動をとるインタフェースエージェントによる疑似的な共食を実現した.Surrogate Dinerと呼ぶこのインタフェースエージェントの食事行動は,実際の共食場面の映像分析に基づいている.評価実験では,Surrogate Dinerを用いる共食条件,食事行動のないインタフェースエージェントを用いる会話エージェント条件,相手の実映像を用いる会話映像条件の3条件を比較し,質問紙とインタビューから,孤食者支援についてSurrogate Dinerの有効性が確認された.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2014-08-20
著者
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