ケヘチマゴケ原糸体の生長に及ぼす糖の影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Oshio & Takahara (2013)に従って調製した原糸体を用いて,ケヘチマゴケ原糸体の生長を観察した.比較したのは,グルコースならびにスクロース,さらに植物に代謝されないマンニトールという3種類の糖を,改変Knop培地にそれぞれ1% (w/v)加えた糖添加培地と,加えていない無添加培地における生長量である.暗条件下ではスクロース添加培地とグルコース添加培地で原糸体の生長が観察されたが,マンニトール添加培地ならびに糖無添加培地では生長は見られなかった.明条件(14L:10D)下ではいずれの培地でも生長が盛んであったが,原糸体伸長・分枝数ともにグルコース培地では糖無添加培地を含む他の3種の培地と比べて全ての計測値において生長量が小さかった.
- 日本蘚苔類学会の論文
著者
関連論文
- PCR 法を利用した新潟県内で栽培・流通する水稲品種の判別
- イネ完全長cDNA情報とシロイヌナズナの予測遺伝子情報を用いた転写因子ファミリーの構造解析
- レイホウ×山田錦由来半数体倍加系統を用いた心白の発現分析
- イネ完全長cDNAデータを用いた転写因子の比較解析
- 遺伝子導入によるマーガレットの花色改変の研究
- 絶滅危惧種イソニガナとその近縁種の遺伝的多様性
- イネいもち病抵抗性遺伝子Pizに連鎖するDNAマーカーの育種利用
- PCR法を利用したイネ葯培養材料のF_1検定
- 高濃度スクロース処理によるニンジン不定胚誘導に対する光質(赤色光・赤外光・青色光)の影響
- 温度感受性葉緑体変異イネのタンパク質解析 : II. 2D-PAGEによる解析
- 変異原性物質(マイトマイシンC)に対するカワラケツメイ抽出物の解毒作用
- イネ種子含有タンパク質と粒構造から見た心白粒と無心白粒の差異
- イネ無胚乳種子の発芽時におけるαーアミラーゼ発現機構
- 野生アズキ集団における遺伝的変異
- ニンジンの子葉に浸透圧処理で誘導される不定胚形成への光条件の影響
- 長岡市周辺に自生するツルマメ集団の遺伝解析
- 画像データによって判定した酒米の心白発現に及ぼす栽培年次・地域の影響
- マメ科植物の種子貯蔵蛋白質の遺伝的変異
- 酒米心白の評価における縦断および横断面標準画像の比較
- 心白に基づいた酒造好適米品種の分類
- カワラケツメイ(Cassia nomame)の生育に対する明暗周期の影響
- 酒米における心白評価への画像解析の適用
- 画像解析法を利用したカルスの成長率評価方法の確率
- 高濃度のアルミニウムがニンジン培養細胞の成長に及ぼす影響
- ケヘチマゴケ原糸体を用いた実験方法の開発
- ケヘチマゴケ原糸体の生長に及ぼす糖の影響
- エゾスナゴケ原糸体を用いた緑化資材作成法の検討(ポスター発表,日本蘚苔類学会第42回岡山大会)