親子のかかわりからとらえた、1型糖尿病をもつ子どもの療養行動が親から子どもに移行するプロセス
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概要
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本研究の目的は、親子のかかわりから1型糖尿病をもつ子どもの療養行動が親から子ども主体に移行するプロセスを明らかにすることである。思春期・青年期の1型糖尿病をもつ子どもと親8組16名に半構成的面接を行い質的記述的に分析を行った。その結果、『1型糖尿病をもつ子どもの療養行動が親から子どもに移行し、子どもが病気と共に「ふつう」に生きることを獲得していくプロセス』が抽出された。親子は発達していく子どもの療養行動の力を感じ、お互いの力を認め合いながら【1期:子どもが発達に応じた力で療養行動に参加しながら親子で療養行動を行う時期】【2期:高血糖・低血糖時、日々の活動の変化時に親子で療養行動を相談し、子どもが療養法をわかる時期】【3期:「子ども主体の療養行動」を親が見守る時期】を経て【4期:すべて子どもの療養行動で、病気と共に「ふつう」に生きる時期】に到達していた。
- 2013-11-20
著者
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