モバイル無線センサネットワークにおける動的レール型データ収集法(ネットワークアーキテクチャ(オーバーレイ,P2P,ユビキタスNW,スケールフリーNW,アクティブNW,NGN・新時代NW),次世代パケットトランスポート(高速Ethernet,IP over WDM,マルチサービスパケット技術,MPLS),グリッド,一般)

概要

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モバイル無線センサネットワークにおいて,互いの位置情報を知らない自律移動を可能としたセンサノード同士による適切なトポロジー構成手法と,ネットワーク寿命を長くしデータを長期間収集するための,省電力データ収集手法の開発が課題となっている.従来,レール型によるデータ収集方法が提案されているが,これは特定の状況における消費電力削減を考慮しておらず,運用状況によっては総消費電力が多大となってしまうことが課題となっていた.この問題に対して,我々はDynamic 方式を提案する.この方式では,センサノードがリレー通信を行う際,単純な通信を行うか次ノードまで移動して近距離通信を行うかを, 消費電力の少ない方をセンサノードが自律的に選択する.これにより消費電力が大きくなってしまう場合を回避し,総消費電力を下げることができる.また,本稿では計算機シミュレーションによって,提案方式を適用することにより,特にデータ通信負荷が大きい場合にデータ収集における総消費電力を大きく削減できることを示す.
2013-10-10